ビッグ・ハンティング・クリーク 10月下旬

Big Hunting Creek, Maryland
 家からこの川へは、いつもきっかり1時間で着く。気軽によい型のブラウンが釣れる、とてもよい川だ。

 高速を降りて、丘の上の住宅地を抜けると、谷が見えてきた。
 川はすっかり秋の装い。冷気が谷を覆っている。水量は十分ある。
 本当はドライでいきたかったが、とにかくまずは一匹ということで、ニンフを結んで釣り上る。

 Mさんは、驚愕の筋の良さで、これほどスムーズにライン捌きに慣れた人は初めてみた。
 そして、始めて2時間で、なんと良い型のブラウンちゃんを見事にゲット! すごい、すごすぎる。。。
 釣れてくれてありがとう。
 この川は、2009年3月にアメリカに来たばかりの頃、アメリカで初めての釣りをした川。

 もう3年近く前のことなのか。

 きっとこれがアメリカでの最後の釣りなんだろうなと思いながら、ゆっくり遡行する。
 おお、ナイスなロングキャスト。

 なんと、深瀬でもう一匹ゲット。お見事です。なぜ、やったことがないのに「アワセ」、「ラインを手繰っての寄せ」ができるんだろう?
 僕もブラウンを一匹。

 アメリカ最初の魚も、最後の魚も、この川のブラウンだった。

 会心の釣りも、悔しい一匹もあったけれど、美しくで雄大なアメリカの山と河のことは、ずっと忘れないと思う。
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今回は、会社のMさんを初めてのフライフィッシングにお連れすることに。どこにしようかと思案した末、アメリカで最初に行ったこの川を選んだ。