キャッツキルにて 6月下旬

Catskill State Park, NY
 この日は、NY州の釣り券不要デー。キャッツキル公園の南の端を横断する高速道路を一路西へ向かう。
 まずは、ウィローウェモック川本流を試そうと、「トラウト・タウン」と銘打ったロスコーという街のすぐそばで入ってみる。
 ところが、魚っ気まるでなし。2時間ほどやって、場所を変えることに。これがロスコーの中心。
 人も結構出ているので、昼間のうちは山に入った方がいいだろうと思い、昨年よく釣れたラッセル・ブルックへ。
 ところが、減水していて、釣りにならず。。。また下界へ戻る。
 ロスコーという村のすぐそばで、有名なビーバーキル川にウィローウェモック川が合流し、太い流れとなって西へ下る。

 よさそうな場所がないかと川沿いの道路をのんびり走る。
 これは、ビーバーキル川。ウィローウェモック川との合流よりも下流。

 フライの人がロッドを振っているが、釣れていない様子。
 ビーバーキル川の上流域に向けて車を走らせてみたが、いたるところ私有地で、そもそも河原にも入れない。

 この国の人にとっては普通なのだろうが、日本から来ると、このPosted張り紙に少々辟易する。

 結局、朝に釣り上がったウィローウェモックへ戻ることにした。
 アメリカの映画で時々みかける、屋根付きの橋。木製なので、車でわたるとちょっと不安。
 良さそうな入渓地点を見つけ、ウィローウェモック川へ入る。

 ドライで出る感じはなく、ニンフで釣り上がる。
 午後3時を過ぎた頃から、川に生命反応が戻ってきた。ニンフのマーカーが勢いよく上流へ走る。
 よく釣れたのは、こういう瀬。
 岸際に倒木を発見。下は深い。

 パチンコで狙ったら、ここだけで3匹も釣れた。アメリカ人は狙わないかなぁ笑。
 きれいな青。
 5時を回ると、ドライにも出だした。そうこなくっちゃ。
 長男にもアタリはあるのだが、なかなか釣れず。
 夕方6時頃、このプールへ到着。地図を見ると、「サンライズ・プール」というらしい。

 ここでイブニングをやることにして、そのすぐ下の小プールでしばし釣ってみる。
 長男が#12のエルクヘアをスケーターさせて釣ったブルック。
 同じポイントで僕が釣った尺もののブラウン。

 写真を撮るのを忘れたが、ここは中規模の深いプールで、エルクにアクションをかけると、水底から垂直に浮上して激しくアタック。これは楽しい。
 いよいよ暗くなってきたので、大プールで釣ろうとすると、なんと岸からおじさんが登場。「ここは俺が釣るから上へ行け」と言う。「僕らもライズ待ちしてたんだけど」と言うと、なんと、ここの土地のオーナーだと。

 でも、他の地主が立ち入り禁止にしてる中、一応釣りをしたり、入退渓を自由にさせてるあたり、比較的気前が良いと言える。

 おじさんは30分くらいで釣りを終えたので、その後は僕らも釣った。久しぶりに真っ暗になるまで大きなフライで楽しんだ。長男も一匹釣り上げた。
 帰り道は、ホタルが乱舞する暗い道をゆっくり戻る。
 車に戻ったのは、夜9時過ぎ。リバティーという街へ戻り、「ダイナー」というアメリカの街道沿いに必ずある24時間オープンの定食屋兼ファミレスでアメリカンサイズの夕ご飯を。
トップページへ

トップページへ   フィールドレポの目次へ

東海岸のフライの聖地、NY州のキャッツキル公園へ。 今回は、サマースクールへ入る長男を学校へ送りに行きがてら、NYに立ち寄って釣りをした。。