ペンシルバニア州での釣り旅 7月上旬

 長男が半年にわたる苦しい独学を経て、日本の高校編入試験のために、単身帰国。試験、がんばってほしいものです。
 この日は三連休の初日。去年、同じ時期にキャッツキルへ行って楽しかったので、家族みんなで行ってみることにした。

 ところが出発が遅れたため、その日じゅうにNY州までたどり着けないことが判明。イブニングを途中の川でやることに決めた。

 前から気になっていた、ペンシルバニア州のポホポコ川(Pohopoco Creek)である。
 上の写真のようにすばらしいプールがあったので、夕方5時半ころから、ここでライズ待ちをする。
 散発的にライズはあるが、アクセスが非常に良い場所であり、大勢の人に釣られているためか、およそ釣れる気がしない。

 暗くなるまで、子供達のキャスティング練習で時間を潰すことにした。
 ところが、夜8時を回っても、あまりライズが活性化せず、せっかくライズを見つけても、フォルスキャスト1回で止んでしまう。

 場所を変えたところ、小魚が盛んにライズしているが、駐車場の目の前であり、およそ釣れる気がしない。
 僕のフライには、下流の瀬で一度だけ反応があったが、結局、魚の顔を見ることなく撤退。

 ペンシルバニア州の北にあるニューヨーク州に向けて、眠くなるまで車を走らせて泊まる。

 翌朝は、イブニングまでの間、アウトレット・モールへ家族を連れて行くことに。

 NY州に入ってしばらくすると、山の上に巨大な日本家屋が見える。
 高速を降りて見に行ってみると、どうも鉄板焼と寿司の店らしい。

 なんてバブリーな・・・汗。
 アウトレット・モールへ着く。NY近辺で一番大きなモールらしく、観光客でいっぱい。中国人が異常に多かった。

 アウトドアの店がない・・・。しかも、雨が降ってきた。

 雨具がないので、やむなく撤退することに。
 モールのフードコートは人で一杯。そこで、お昼ご飯はNYまで行って、ラーメンを食べることに。

 約1時間のドライブであるが、このように大雨である。
 マンハッタン手前のニュージャージーでラーメンを食べて、さて次はどうするか。

 予定どおりキャッツキルでイブニングをやりたいが、天気予報を見ると、午後は大雨らしい。

 残念だが、バージニアに向かって南下しつつ、途中のペンシルバニアで釣り場を探すことにした。

 ラーメン屋から3時間で、イエロー・ブリーチーズという有名なマス釣りの川に到着。
 しかし、ここも雨で泥川・・・。

 川を上へ下へと探っていく。
 すると、ボイリング・スプリングという湧水池に出くわす。水は澄んでいて、マスが泳いでいるのが見える。

 家族連れが散歩しているが、釣りはやっていいらしい。ルアーをやっている人がいる。

 しばし思案するが、フライだと後ろの人をひっかけかねないので、この場所での釣りはやらないでおいた。
 
 周囲を歩き回ると、この湧水池の水が川へと流れ込んでいるのを発見。

 川には駐車スペースがあって、たくさんの人が釣っている。ちょうど忍野みたいな感じ。

 子供連れならここがいいだろう。橋の上から覗くと、魚影がよく見える。

 スレているに違いないが、魚はいっぱいいるらしい。
 釣り趣はまるでないが、試しに釣りあがってみる。

 瀬で走る魚が多数。魚影はすこぶる濃いようだ。
 巻きでルースニングをやってみたら、あっという間に一匹釣れた。おお、なかなか立派なブルックちゃんではないか。
 次男はひとりで下流に出かけ、娘と僕はドライとニンフをそれぞれ結んで釣り上がる。

 魚影は見えるのだが、フライには出ない。とにかく駐車スペースのまん前で、スレ過ぎているのだろう。

 夜9時ころになって、#12のエルクに立派なブルッキーがかかった。

 やっぱり、日本で鍛えてくると、こちらの川は、いくらシビアでも大丈夫なのだなと思った。

 もう真っ暗。 バージニアの家にたどり着いたのは、11時半であった。
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7月初めの3連休を使い、家族で釣り旅に出かけてみた。もともとの目的地は、NY州のキャッツキルだったのだが・・・。