サーベージ川 5月末

Savage River, Maryland
 今日の行き先は片道2時間45分ほどかかるので、珍しく早起きをした。出発は6時過ぎ。

 家のそばの道に車の姿はほとんどなく、鹿やリスが歩き回っている。
 高速道路を一路西へ向かい、8時前に途中の峠で一休み。
 サーベージ川の地元、ウェストポート村に近づいてきた。
 サーベージ川に沿って走る道。さて、どこから入渓しよう。 
 まだ9時前なのに、道路わきの駐車スペースは、どこも車がとまっている。

 ようやく空いているスペースを発見し、イソイソと準備する。
 入渓地点から上流を臨む。

 入ってすぐがゆるやかなプールになっていて、よく見ると、そこかしこでライズが!
 その下はこんな瀬になっている。

 まず目の前のライズに挑むが、それこそ100万人が攻める場所なのだろう、なかなか取れない。ようやく#18のパラシュートに小さめの魚がかかったが、手元でバラしてしまった。

 瀬の方が取りやすいかな、と思って、フライのサイズを#12に上げて、ダウンクロスで流していく。

 良さそうなプールの肩までフライが流れたところで踊る魚影が!
 ガンガンの瀬で下流から魚を寄せるのは、なかなか大変。

 スタイルもきれいなブラウンをまずはゲット。
 大場所は水深が大きく、手ごわいので、岸際のポイントを攻める。

 写真の正面左の丸い岩の前は、底が大きくえぐれており、上流1mほどからフライを流すと、大きな魚影がゆらりと動いた。
 写真では小さく見えるが、これは31cm。見たところ、レインボーみたい。
 次は大プールの岸際を流す。今度はブルックが出た。よいサイズ。
 すごいガンガン瀬。流心は深くて、水面を流しても反応なし。岸際を狙って遡行する。
 岸際の水深も結構あり、一旦岸に上がって巻かないと先へ進めない箇所も多数。こりゃ大変だ。

 巻きでは魚の反応なし。

 深瀬で2度、大きなマスが踊ったが、一回目はすっぽ抜け。二度目はバラし。ポイントと引きからして、かなりのサイズだったはず。あー、残念。
 山と川は、すっかり夏の装い。
 対岸を走っている道路が川に近づいてきた。見ると、駐車スペースに車が止まっていて、釣り人が降りてくる。

 ここで一旦退渓しようと川を渡ろうとするが、流れの強さと深さで行き詰る。

 上へ下へと歩き回り、少しでも浅い所を見つけようとしたが、浅い所はナメ床で、ぬめってぬめって、とてもじゃないが、歩けやしない。
 結局、こんなガンガン瀬を、木の棒をウェーディング・スタッフ代わりに使って、ようやく渡りきる。渡ろうとしてから、なんと1時間近くの彷徨・・・。
 やっとのことで道路に這い上がる。
 ダム下の上流部へ移動。

 釣りあがってみるが、アタリはまるでなし。しかも底石がぬめりまくり、派手に川ゴケ。上半身濡れねずみになってしまった。

 着替えて再度チャレンジするが、引き続きアタリがないので、ここで撤退することに。
 川沿いにある小さなフライショップ。
 なかなか良い川だった。
 アメリカのド田舎でのドライブを楽しみながらバージニアへと戻る。
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もうすぐ5月も終わり。3連休中日の今日は、ちょっと遠出して、メリーランド州西の端までドライブ。その地域で有名なサーベージ川にチャレンジ。