サーベージ・リバー 10月中旬

Savage River, Maryland
 ワシントンDC周辺の渓流は、夏以降、どこも渇水になってしまうので、釣り場を探すのに一苦労する。主要な川の水量を毎日知らせてくれるサイトを発見し、それで調べてみたところ、5月末に行ったサーベージ川は、ダムの放水のお陰で水量が安定していることが判明。
 バージニア州の家から、西に向かって約2時間半のドライブである。

 もう紅葉が始まっていて、景色は鮮やか。
 ついたら、まずはお弁当。
 秋の川は色鮮やかでなかなかきれいだ。

 ずぽっ、ずぽっと何かが水に落ちる。見たら、どんぐりが水に落下しているのであった。
 長男は自分でどんどん上流へ。次男は下流へと向かう。僕は娘と一緒に釣り始める。

 やめろというのに岩の上に上がってしまった。
 さっきと服が違う。→ 岩から降りる時に川ゴケし、濡れねずみになって、着替えたのである。
 水量は、データによると前回5月の時の約半分。前に来た時は、この場所で対岸に渡ることができず、えらく苦労したが、今回はそれほどではない。

 また、前に大水が出たのだろうか、底石のヌルもなくなっていて、随分歩きやすくなった。
 長男が大きくなって、ウェーダーが入らなくなったことが判明。一旦釣りをやめ、近所の釣具屋へ行く(川沿いにあるのだ)。

 彼のサイズは在庫にはなかったのだが、お店が釣り客をガイドする時に貸すウェーダーを100ドルで売ってくれるという。その話に乗ることにした。
 釣りを再開。この日の反応は渋く、流心で何回かフライに出たが、なかなかフッキングしない。
 ようやくブルックを1匹釣り上げる。
 この場で一旦川を上がって車に戻る。
 かっこいいクラシックカー。現役みたいだ。
 一旦、家に帰ろうかと思ったのだが、何とも気持ちの良い日暮れ、せっかくだからイブニングもやってかえるか、という話になった。

 前回の入渓地点へ行く。前の写真と比べると、随分水が少ないのが分かる。
 水深は、流心で1m以上ある。

 見ていると、そこかしこでライズがある。しかも、出ている魚はかなり大きい。

 早速フライを選び、慎重にキャストしてみる。
 このように穏やかな水面であり、しかも、ライズは水面に出た流木の周辺である。キャストがやりにくい。

 また、人影が気になるのか、キャストしていると、ライズが対岸寄りに移っていってしまった。

 しばらく場を休ませるべく、その場から上流に向かってキャストすることに。流れ込みに近いので、白泡が立っている。
 バブルラインをひとつずつ流してみたら、岸に近いラインでバシャっと出た。

 レインボーとは違う、ぐーっと沈む引き。これは・・・と思ったら、やっぱりブラウンだった。28cm。
 ふと後ろを見やると、さっきフライに出なかったライズの主がまたライズを始めている。流心から、ちょっとこちら側の岸寄り。やっぱり人影が気になってたらしい。

 そこで、上流からダウンでフライを送り込むことにする。サイドにキャストして、ロールでどんどんラインを送り込む。

 うまくいった、と思ったら、ドバシャッと派手に出た!

 ティペットが6xなので、慎重に寄せると、35cmのブラウン。
 これ位サイズが上がると、寄せてくるのも楽しい。また会いましょう。
 続いて、真横の対岸側で出たのは、32cmのブラウン。
 この時点で僕は満足して、車へ戻る。長男と次男は、目の前のライズに苦戦している様子。
 娘が車から出てきてやりたいというので、しばらく目の前の流れでやってみた。ダウンに流したら、静かに出たのがこのブルック。秋は魚のサイズも上がり、かけるのは難しいけれど、風情のある釣りで楽しかった。
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しばらく川には行けていなかったので、3連休の中日に川を吟味して出かけてみることに。