フィールドにて 1


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■ ラジオドラマについて 05年3月28日

 ラジオでドラマをやっているのをご存知でしょうか。


 一番有名なのは、NHK−FMで平日やっている「青春アドベンチャー」(22:45−23:00)と土曜日にやっている「FMシアター」(22:00−22:50)です。前者は一回が短いので、10晩連続といった形で放送し、後者はたいてい単発ものです。(案内はこちら。)

 ちなみに余計なお世話ですけど、「青春・・・」はタイトルちょっと考え直した方がいいんじゃ・・・。
 
 私は、夏の夜にイブニングまでしっかりやって高速で渋滞に捕まったときなどによく聴くのですが、いい話のときはまじめに聞き入ってしまうので、渋滞を早く過ぎることができて結構いいのです。

 同乗者もたいていしーんと聞き入っています。家で聴くと手持ち無沙汰で少々間抜けな感じですが、車だとちょうどいいんです。

 文章で説明するのは難しいのですが、上手な声優がやると微妙な感情が声色だけで上手に出せて、それがすごく魅力的です。

 また、余分な映像もBGMもないので、情景を想像することができ(想像させるに役立つ程度の効果音は入る)、それが楽しいということがあります。

 見た目もいいですが、声と話し方の素敵な女優さんは、私なんてそれだけでファンになっちゃいます(笑)。

 数年前まで、中江有里という女優がTVによく出ていたのを覚えているでしょうか。

 TVであまり見かけなくなったと思ったら、彼女、ラジオドラマの脚本懸賞でチャンピオンになり、今じゃその世界での有名人なんだそうです。

 想像するに、TVドラマとか小説とは明らかに違う表現媒体なので、これはこれで相当すごいことだと思います。

 
小説で大ヒットした村山由佳の「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズもやってました。

 主役の声優、誰だったか覚えてませんけど、彼氏役に話しかける声色が少々生々しくて、運転しながら恥ずかしくなったのを覚えています。

 
■ ラジオ深夜便について(追加) 05年3月27日

 実はこの番組、熱烈なファンがいる”ディープ”な世界であることを知りました。

 検索するとすごい数が出てくるし、毎月一回、全国でオフィシャルな「友の会」まで開かれているらしい。私設ファンサイトもある。→NHKの紹介ページはこちら

 思わずいろいろ見ていたら、釣りに行くときに聴いて感動した話があちこちで言及されていました。

 その一つは、「夜間教師の夜回り日誌 水谷修」というもので、薬物に冒される子供たちと全力で向き合う高校教師の講演の模様です。

 これは、数ヶ月前にNHKのTVでもやっていました。ラジオで聞いた話がちょうど活字になっていました。→こちらの「第2話 薬物依存症は愛では治せない」です。

 この話にフレンチトーストが出てくるのですが、フレンチトーストを食べるたびに切なく想い出します。。。
 
■ 産経新聞「朝の詩(うた)」 05年3月26日
 
 釣りに出かけたとき、仕事の関係で至急新聞を買ってチェックすることが必要になり、買った産経の一面に出ていたもの。

 毎日読者が投稿した詩が載っているのですが、これはいまでも折に触れて想い出す大好きな詩です。稲垣さん、素敵な人なんだろうなあ(笑)。

                      タイムマシンに乗って
                                   大阪府吹田市 稲垣 由香(32)

                      未来において
                      いちばん見たいもの
                      それは
                      変わったものではなく
                      変わらなかった
                      大事なこと

■ NHKの「ラジオ深夜便」 05年3月26日

 午前1時から5時くらいまでやっている激シブ番組。

 BGMもなく、年配のアナウンサーがゆっくりと落ち着いた声で語ってくれます。

 世界各地の草の根特派員からのレポートや、長時間にわたるインタビューもある。

 インタビューでは、たとえば、神戸の震災で親をなくした子供たちがあしなが育英会の支援の下育っている様など、思わず静かに聞き入ってしまうものもあります。

 先日は、長崎での被爆体験を語る女性のインタビュー。

 その種の話は子供の頃から何度も触れたことがありますが、ゆっくり静かに、一言一言聴いて、情景が目に浮かぶようで、あらためていろんなことを考えさせられました。

 あるとき、お便りコーナーで、次のような趣旨のはがきが紹介された。素敵な人なんだろうなと一人思う。

 ☆☆☆☆☆☆☆
 某県の○○さん(34歳女性)からの投書(記憶を再現:本当は原文をご紹介すべきなので、方法を考えてます。)

     小学校1年生のとき、授業参観がありました。
     同級生たちはみな、自分の親を探して気もそぞろで、がやがやとしてました。
     そうしていると、クラス中が突然しーんとなりました。
     女性が脚を不自由そうにしながらクラスに入ってきたのです。
     すると、普段はやんちゃなある男の子がさっと走り寄って、女性を優しく手助けしました。
     お母さんだったのです。
     その日から、私はその子が好きになりました。
     一生忘れない、私の初恋です。

■ 恐怖の花粉工場(05年3月下旬)

 これは養沢の管理釣り場の近くの山々。スギの林が赤茶色に染まっている。恐怖の花粉である。

 私は花粉症ではないはずなのだが、終日鼻や目がむずむずと結構つらい。これが東京に向かって押し寄せてくるわけね。

 気のせいか、よく晴れているのに空は黄色く霞んでいるような。偏光グラスや車の窓ガラスにはびっしりと花粉らしきものが付着。これが一個でくしゃみを起こせるとすれば、何万回分だろかと恐ろしい。
 





■ 動物たち

 みなさんは、釣りの途中でどんな動物に遭ったことがあるだろうか。

 鳥はいろいろ見るが、私は行く場所が山岳渓流のことが多いため、シマリス、ホンドリス、ホンシュウジカ、イノシシ、ミンク、ヘビなどを目にしたことがある。

 2枚目の写真は、ヤマガカシ。石の右側、写真の中央に縞模様が見えるだろうか。04年5月に川俣川の上流域で見かけた。
 一応毒蛇だが、性質はおとなしいとのこと。私の姿をみて、するすると逃げていった。

 シカやイノシシも、足跡だけだが、結構いることがわかる。

 ミンクをみて驚いたこともある。八ヶ岳の山岳渓流での出来事だったが、いきなり川をまたぐ倒木の上を黒い塊が走り、対岸できょとんとしている。いたずらで竿を向けて動かしてみるが引き続ききょとん。そのうち敏捷に走り去った。ミンクは、その昔川上地区などで飼っていたものが逃げ出して野生化したものなんだそう。

 最も恐ろしかったのはイノシシ。多摩川の左岸に流れ込む小渓流を遡行していたときのこと。対岸でドスンドスンという音と共に雄の大きなイノシシが走り逃げていく。鳥肌が立つとはこのこと。

 先日、どこかの町で自宅にイノシシが突如入り込み、家の中を走り回った挙句、50歳の男性を怪我させて逃走したとのニュースがあったが、動物園で見るのと違い、自然の中で大きめの動物に遭遇すると本当に身の毛がよだつ恐ろしさである。みなさんはどんな経験があるだろうか。お互いクマだけは遭わぬよう気をつけましょう。。。












■ ふきのとうとクレソン

 今年3月初旬に伊豆に行ったときのこと。

 伊豆の春はさすがに早く、ふきのとうを発見。緑が芽吹くのもあと少し。天ぷら用に持って帰ってもよかったが、今年初めてのフキノトウ。かわいそうなので手をつけなかった。

 2枚目の写真は、河原にあった山葵畑と自生しているクレソン。クレソンは渓流で時々見かけるが、一体誰が肉料理と合うことを発見したのだろう。

 ちなみにステーキとかにクレソンがついてきて、口直しに口に運ぼうとすると長くて口元に引っかかる。ナイフで事前に切ろうとしても細くてうまく切れなかったりする。どうも上品に食べにくいもんじゃないですか??? 私だけかな?