アルゴンキン州立公園(カナダ)にて 8月中旬

Algonquin State Park, Ontario, Canada
 我が家のあるバージニア州からアルゴンキン公園までは、片道約1,200km。一日では無理なので、途中で一泊してからカナダ入りした。

 アルゴンキン公園は、静岡県ほどの大きさのある大自然公園であり、南の端をこのような道路がかすっているが、ほとんどのエリアはカヌーでしかアクセスできない。無数の湖沼がつながっていて、そこをカヌーで辿るのである。たくさんのキャンプ地があるが、その多くはカヌーでのみアクセスできる秘境なのだ。

 我々は、初心者ということで、キャンプ地を道路からほど近い場所に選んだ。
 我が家のキャンプ地は、ミュー湖(Mew Lake)のほとりにある。

 当然、フライでマスを狙いたいところだが、どうやらこの湖はバスばかりでマスはいないらしい。釣り券を買う際にいろいろ訊いたところ、カヌーで北部の湖まで行けばマスが釣れるらしいが、水温が高い夏場は深場に潜っていて難しく、フライマンはあまり見かけないとのこと。
 釣りができなくてはつまらないので、公園のちょっと南の村まで偵察してみる。 
 すると、いかにも魚がいそうな流れを発見。早速、子供達と一緒に竿を出してみる。
 最初に次男がドライで釣り上げた。見るとブラックバスである。

 そこで釣り方をストリーマーに変更。とたんによく釣れるようになった。
 よいサイズ。ちなみに、僕がバスを釣るのは生まれて初めてである。
 キャンプサイトに戻る。子供達が目の前の湖でドライを試すと、小さなブルーギルが釣れた。
 キャンプの楽しみ。
 パンを求めて大集結したカモたち。
 リスも来た。ちなみに、おっちょこちょいのこのリス、メッシュのタープに衝突して、うしろにバウンドしていた(笑)。
 翌朝も同じ川へ出かけてみる。この日はよく晴れた。
 この日は、最初からストリーマーで釣る。
 8歳の娘も、すぐに「いえーい」と言って釣り上げた。
 対岸では、次男のロッドが大きく曲がっている。
 釣り方は簡単。適当にラインを出してクロスに打ち、フライを扇形にスウィングさせて、ロッドを立てて下流からリトリーブする。

 このやり方で、数え切れないほど釣れた。バスがフライを追う姿もよく見え、バス釣りの人気が高い理由がよくわかった気がする。
 楽しかった。さぁ帰ろう。
 我が家もカヌーにトライ。しかし、風が吹くとどんどん流され、なかなか辛かった。漕ぎ方に慣れれば、北部まで行って、巨大なマスでも狙いたいところである。

 アルゴンキン公園を発った後は、アメリカ東海岸におけるフライの聖地、キャッツキルへ移動!
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09年の夏休みは、家族でカナダへ。五大湖の北にある広大な湖沼地帯にある公園にて、4泊のキャンプである。