大門川 7月下旬

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 7月末に三峰川へ行って、まさかのボーズを食らったため、久しぶりに魚の顔を見ようと、その日のうちに慣れた川に立ち寄った。


 清里駅からほど近い、平沢橋の下流から釣り上がる。

 この近くに滝と旅館があるのだが、10年ほど前、その滝を訪れる観光客に対し、その旅館のおじさんが「路上駐車禁止。もし禁を破ったら、旅館の駐車場代と同じ料金(500円)をいただきます。」という「お触れ」を出して、ミニバイクで周囲を走り回り、観光客一組ごとにチェックをし、路上駐車した人はとことん追い回して請求するという恐ろしい状態にあった。

 道路自体は駐車禁止ではないようだ。要するに旅館の有料駐車場を利用しないことは許さない、滝へ降りる遊歩道は旅館の私道なので、そこの通行料も兼ねるのだ、ということらしいが、通行料ということなら遊歩道入り口で請求すればいいし、路上駐車の「罰金」を徴収する権限など持っていないはずなので、強烈な話だった。平沢橋のたもとに駐車した我々を追いかけてきたおじさんの黄色い怒りの目は、今でも思い出すほどに本当に恐ろしかった。。。誰か苦情を言って止めたのだろうか。

 こんな思い出があるので、この近辺を釣るときは、今でもドキドキする。

 ただ、魚はたくさんいて、スランプ気味の時は魚の感覚を思い出させてくれてありがたい。 
 しばらく反応がなかったが、瀬尻の落ち際でギラリと出たイワナ。
 釣れたのは、写真中央の白泡のない流れ。
 これが平沢橋。もうすぐゴール。
 ゴールの堰堤から下流をのぞむ。この日は、残念ながら一匹だけ。
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