笛吹川支流A川 3月上旬

釣行記の目次へ戻る

【基礎データ】
○所在地:山梨県山梨市
○水系:笛吹川水系
○混雑度:●●●○○
 甲府盆地に流れ下る笛吹川水系の川の中でも、上流部は準山岳渓流の装いが美しい有力支流。
 ガイドにも載っている河川であるが、友人が大事にしている川なので、仮にA川としておくことをご容赦願いたい。


 

 この日は、午前中に重川へ行って釣果がなかったので、二本目にはちょっと離れたこの川へ。

 笛吹川との出会いから2kmほど上流の地点である。

 初めて入渓するのでよくわからず、上流から下流までうろうろする。めぼしい橋のたもとには車が止まっているので、ナビを助けに細い道をたどり、ようやく空いている場所を見つけた。

 時間は午後1時頃。水温は8度。フライは、ピーコックボディのいつものやつ。
 入渓地点には、小規模な石垣の護岸があって、その真下にちょうどいい感じのプールがあった。ためしに護岸の上からニンフを投入すると、上から入れているので非常に自然な形で流れ、第二投でマーカーが上流に向かって引っ張られた。

 早速合わせると、もっちりと重い引き。

 よーしよし。今シーズン最初のお魚だぞ〜とゴボウ抜く。

 引きが鈍いのでイワナかと思ったが、8寸程度のヤマメ。やったあ、と思った瞬間、ロッドが頭上の枝にぶつかり、魚は護岸の上に上がったのだが、ネットで掬う間もなく、下に落ちてしまった。うぅ、やっぱり無理な釣り方はダメじゃあ(涙)。ちなみに冒頭の写真は、イメージ(笑)。
 気を取り直して遡行する。2枚目の写真でわかるように、上が開けているし、ポイントが明瞭で、FFMには嬉しいところ。水が笹にごりで、後はエサ箱などのゴミが目立つのがちょっと残念だが、市街地にも近い手ごろな川だし、贅沢はいえない。

 右の写真は、遡行して1時間ほどの所にある大堰堤。右側から巻くことになる。

 シーズン初めは、高巻きも辛い。
 このポイントでは、マーカーに反応があったが取れなかった。いかにも出そうなポイントである。

 こういう風に、下のプールへの落ち込み際に木の枝やゴミが溜まっている川って、苦手。。。
 堰堤のすぐ上流。写真左側の藪を出たところでイノシシに遭遇。向こうの方がびっくりしてすごい勢いで逃げていったが、こちらも「わあああ!!!」と大声を出してしまった。
 谷は深く、木漏れ日で癒される。よい時期になれば、ドライでとても楽しめるのではないか。
 春の甲府盆地はのどかでよかった。もうすぐ桃の花の季節なので楽しみ。

 これは塩山駅。甲州ワインやほうとうセットをお土産に買って帰った。


 甲州ワインというと、バカにする人も多いのだが、規模は小さくても懸命に創意工夫を凝らし、よいワインを造っているワイナリーは結構ある。世界には、レバノンとか南アフリカといった隠れた大産地があるが、日本のだって、結構いい線いってるのです。



釣行記の目次へ戻る