本栖湖 1月中旬 |
---|
【基礎データ】 ○所在地:山梨県 |
「Uファミリイのアウトドアライフ」のUpapaさん、僕の会社の釣り仲間と一緒に行って来ました。初の湖での陸釣りです。家族からは、「こんな季節にわざわざ湖に行く狂人が何人いるか数えてきて」と言われて送り出されました。 |
場所は、Upapaさんのアドバイスに従い、通称「スポーツセンター前」。有名なスポットらしい。 行く前に、Nobuさんのサイトなどを見てBS(ボトムスキャニング)釣法を大体学び、システムを組んでいった。 ロッドはセージの6番、9ft。 ラインはシューティングヘッド7番(typeW)。ランニングラインとはループ・トゥ・ループで接続。リーダーは普通のもの(5x、9ft)。 フライは、親水性でキラキラしたやつをフック#12に巻いて、発泡スチロールの玉を付けて水中でサスペンドするように。 |
Upapaさんが撮ってくれました |
---|---|
湖畔に着くと、風は穏やか。よく晴れていい感じ。気温は零下5度程度と寒いが、気分は明るい。 水際は雪が残り、凍っている所もある。 |
|
なにしろ釣る気満々である。車を止めて3分後には竿を振り出した。 しかし、甘くはないことを思い知る。 こんな広大な所で本格的にキャスティングしなきゃいけないことを忘れていたのだ。 普段は小渓流でひょいひょい釣り上がることしかしていないので、ハッキリ言ってキャスティングはヘタである。 |
|
まず第一投は、慣れないシューティングヘッドの重い先っちょが背後で引っかかり、糸切れ(涙)。二投目はブレイデッドループが抜けて糸が飛んで行ってしまった(しかしどうせ大して飛ばないので、歩いて取りに行った(笑))。 これは思わぬ大苦戦! BSは、重いラインを底に這わせて、浮くフライを水中に滞留させ、しずかに引いてくるというものだそうで、シューティングヘッドとリーダー、そしてランニングラインの接続部分を通じて湖底の様子を感じ取り、釣れそうな場所を探っていく(スキャン)というものだと理解した。 しかし、それ以前に飛ばないとどうしようもないですなあ。 ほどなくUpapaさんが到着。フローティングラインで攻めています。キャスティングもリズミカルで上手。かっこいいな。 |
|
きれいな所である。人工物が少なく、美しい本栖湖には、ファンが多いと聞く。 結構人が入ってきた。餌釣りの人たちは、鯉のぶっこみ釣りのようにして、一人で3〜5本の竿を置いてアタリを待っていた。結構釣れているようだ。 |
|
Upapaさんの指導よろしく、キャストは多少向上したが、それでも15m程度しか行っていない。えらい勢いで投げても、すぐそこにポトンであるから泣ける。 これは本腰を入れて練習しなきゃ。 普段使わない筋肉を使って、結構バテた。お昼にしよう。 |
|
午後になると逆風が出てきたので、風裏にあたる対岸へ移動した。Upapaさんが言ってたが、「富士山に向かってキャスト!!!!」。 写真正面の対岸が先ほどのスポーツセンター前。 ここはドン深で、岸から数メートルで数メートルの深さまで落ち込んでいる。キャストがヘタでも釣れちゃうかも?! |
|
凍える手を水に入れてパシャリ。 なんという水の色だろう・・・。ため息。ラインが湖底に向かって伸びている。魚はどこかねえ? 実は、このポイントに入る際、岸から車へ戻ってくる集団に遭遇。彼らはなんと、ダイビングしていたというのだ。 あんたら死んでしまうぜよ・・・。こんな寒い中釣りしに来るやつも狂人だが、潜るヤツがいるとは思わなかった。 魚はいたかと聞くと、「一匹だけでかいニジマスがいたけど、あとはなーんもおらん」とのこと。 楽天的な仲間は、「回遊、回遊。そのうち来るって」。 |
|
日陰になり、寒くなってきた。そろそろ帰ろうか。 | |
それにしても見事な山である。これを見られただけでも来た甲斐はあった。 | |
日没後の湖の姿。むかし、火星探査機から送ってきた火星の夕焼けの画像を思い出した。宇宙の中に生きているんだと実感するひとコマ。 |