南アルプスの川 6月中旬

 去年の9月に行った標高の高い川。今年は5月に行こうと思ったら、雪が多すぎるということで、6月になって初めて入ってみることにした。

 土曜日の夜に東京を出て、南アルプスへ。道の駅で車を止めて、明け方まで仮眠する。6月とはいっても、車内はとても冷え、震えて目覚めた。

 林道をひたすら歩く。カモシカ君に遭遇。
 まだこんなに雪が残っている。
 約2時間歩いて、川に到着。急斜面をずり落ちながら河原に降り立つ。

 午前8時半の時点で、水温6度。でも、巻きを中心にイワナの反応は良好。
 しばらくすっぽ抜けが続いて、9時半頃にようやく待望の一匹目。ポイントはやはり巻きの泡の中。
 正にフライ向けの渓相。心も軽く遡行する。
 上に行くにつれて、だんだんサイズが上がってきた。
 このプールでは3匹出て、2匹取れた。
 たとえばこの写真中央の岩陰(黄色い沈み石と三角形の岩の合間)は、今日の典型的なポイントだった。三角形の岩の下に隠れていた魚が、滞留するフライめがけてジャンプ!
 この大岩の影からは・・・、
 こんな美形イワナ君が登場。
 この日最初の堰堤では、ガンガンライズしてる!!!

 筋を順番に流していくと・・・
 こういう感じに! 下の魚は、ギリギリ30cm。
 深みだけじゃありません。この浅い流れからは・・・、
 これは惜しくも泣き尺。
 泣き尺がフライにジャンピングライズ! ニジマスかと思うほど高く飛んだ。
 こんな森の中を美しく流れる渓流。
 名峰が頭を覗かせている。雲が出てきた。そろそろ帰ろう。
 最後の堰堤。やはり堰堤とその上のプールは、いつまでもやっていたいほど魚影が濃かった。

 この日は人が少なかったからか、とにかくよく釣れた。ネットに入れられたのは30強だったが、途中バラシなど入れるとその二倍くらいか?(汗) C&Rするだけで、シーズン最後まで楽しめるのだが。。。

 7月にまた来ようと思った。
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