ビッグ・ハンティング川 3月下旬

Big Hunting Creek, Maryland

 アメリカに来て初めての釣りである。ただし、今日は家族サービスの一環であり、うちのちびどもと一緒に行ける易しい川を上司から教えてもらって、のんびり下見というところ。

 まずは位置関係から。アメリカ東海岸の中ほどにあるワシントンDC、そこから車で1時間ほど行くと、カトッティン国立公園という所がある。この川は、その公園内を流れ下る小川である。

 
 カトッティン国立公園までは、高速道路を約1時間ほど快適に走って到着。

 なだらかな山を車は登り、ほどなく、道は川と並走し始めた。

 気もそぞろに川を覗き込むと、日本の渓流と何も変わらぬ風景。妙に安心する。

 適当な場所に車を止めて、子供達と一緒に河原へ降りてみる。
 渓相はこんな感じで、塩川のバックウォーターみたいな雰囲気。水量は少なく、水コケも出ていて、ちょっとぬめる。

 周囲の木々はまだ芽吹いていないが、水温を手で計ると、それほど冷たくなかったので、まずはドライで釣り上がることに。
 フライはいつものパラシュート#16。いるのはおそらくブルックだろうと思い、イワナの筋を流してみる。

 すると・・・、
 なんと釣れてしまったのである!!!

 フライへの出方は、まさしくイワナそっくり。

 記念すべき、アメリカ最初のお魚は、このようにきれいな
お魚ちゃんであった。

 ブラウン? ブルック? 誰か教えてください。
 子供たちも俄然張り切って、我がちに上流へと向かう。
 しかし、水量が少なく、ポイントが限られるので、なかなか次が続かない。

 しかも道路に沿っていて、釣り人が多い。上にも下にも人がいて、場所を変えることにした。
 ちょっと上流へ向かったところ。この斜めの岩の下はきっといるだろうと見て、ニンフを沈めると、ゴンゴンととても強い引き。

 家族を待たせているという焦りから、ティペットはドライの時の7xのままでいい加減に結んでいたから、岩の下から出す前に切れてしまった。うーん、大きそうだったので、とっても残念。
 この浅くて長いプールでは、良い型のマスが2−3匹定位して、ライズしている。

 フライをとっかえひっかえ挑むも、結局捕れずに終わる。
 なんか、奥日光湯川の上流域みたい。
 この川は、何でもアメリカで初めてフライ専門、キャッチ&リリース専門に指定された川だそうで、とにかく人が多くて、めちゃめちゃスレていた。

 子供づれで、また、ほんの2時間ほどしかやらなかったが、魚の顔を見られたのは良かった。
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