中央アルプスの山岳渓流 4月末

 GWの前半の休みに、凸さんと入渓。中央アルプスで釣りをするのは初めて! 南アルプスや北アルプスに比べてちょっと地味な山脈なので、渓流のイメージもぱっとしないものだったが、実にすばらしかった。

 この日は、まず凸さんが気になっていた川をチャレンジしてみたのだが、釣れそうな感じがしなかったので、高速道路に乗り直してこの山岳渓流へ。

 車止めから40分くらいかけて上流部へ入る。
 入渓地点で凸さんが早速一匹目。お見事! ポイントは、対岸の巻き。
 渓相は、このように底石がしっかり入り、水中の起伏が大きく、そして、水質がとてもよい。
 時期の問題か、それともイワナのタイプの問題か、開きで反応する魚は稀で、ほとんどが巻きに長時間(長い時は数分も)漂わせた上で垂直に飛び出してくる。

 季節初めなので、まだ上手に滞留させられず、取り損ないがたくさんあった。
 僕の一匹目は、このプールの流心際。
 だんだん落差が出てきた。岩の規模も大きくなってくる。
 このポイントで出なければどこで出る、という位の良いポイント。

 凸さんと交替でキャストすると・・・、
 23cmほどですが、パラシュートフライにばっちり出た。
 急に荒々しい渓相になる。
 この日の最後は、この大堰堤。堰堤下のプールでは、最初ドライで試してみたが無反応だったので、ニンフに換えてみたところ・・・、
 これはデカい。28cmとこの季節ではまずますのサイズ。
 リリースしたら、手近な岩陰に隠れていた。
 久しぶりの山歩きと、GW序盤なのにドライフライで楽しく釣り上がれたことで、とても満足して川を後にした。
 この日は、伊那の近辺で車中泊として、凸さんと飲んだり食べたり、気楽に過ごした。
 翌朝、あちこちの川を探りに行くが、どこも雪代で釣りにならず、結局前日と同じこの川へ戻ってきてしまった。

 道中川を眺めると、このように青緑色の川面が何ともきれい。
 入渓地点はこんな感じで、開放的な空間。
 この最初のプールで、凸さんが3匹の魚影を見つけ、ドライで丹念に流してついにはヒット!
 僕も負けずにキャストするが、川底に張り付いているので、なかなか上がってこない。ニンフに切り替えたら、すぐに釣れた。
 リリースされて水底へ帰って行く魚。
 その後、エルクヘアの#12で叩いていく。この季節にこんなフライで釣りができるなんて!
 昨日の区間よりも水量が多く、ダイナミックな渓相。
 なんともよさそうなプールだが、二人とも不発に終わる。
 こんな深くて太い流れが続き、ポイントが限られてくる。二人ともなかなか釣れない。
 こういうポイントでもダメ。
 巻き方に迷う場所も多くなってきた。一人ではちょっと来れないかも。。。
 結局、夕方になってきたこともあり、川通しで下界に戻る。

 ダイナミックな渓相、うまく流さないと出てくれないが、釣れるときれいなイワナ、すばらしい水質と景観、実にすばらしい川であった。
 凸さん、案内いただいてありがとうございました♪
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