ヘーゼル川 3月末
Hazel River, Virginia

 アメリカで初めての川は、ピクニックの合間という感じであったが、今度は道具も全部整えて、長男と一緒に出かけることにした。
 行き先は、バージニア州、シェナンドゥ国立公園である。

 私が住んでいるのは、バージニア州という所である。バージニアには、「シェナンドゥ国立公園」という風光明媚な所があって、そこにはよい川が何本かあると聞いていた。

 家からは、高速道路で1時間ちょっとと近い。
 この日は、朝のうち雨だったのだが、午後から晴れそうだったので、行ってみることにした。初めての道で緊張しながら、ひた走る。
 
 やがて、このように広大な牧草地帯が拡がり始め、牛や馬がたくさん。
 カーナビ(日本のよりもずっと安く、しかもめちゃくちゃ正確!)を頼りに、山中へ分け入っていく。

 日本で乗っていた車は地上高が低く、ダートで擦りまくり、調子悪かった。そこでこちらでは、SUVを購入。どんな道でも来い!!
 やった! 晴れてきた。
 川に到着。地図を見ると、ヘーゼル川とある。
 最上流部は永久禁漁となっていた。

 水が少ないなぁ、藪もめんどいなぁ、と息子と話し、隣の川を覗いてみるが、ここもあまり渓相がよくない。

 更にその隣の川へ行ってみる。ローズ川とある。
 この川は、このように大きいのだが、浅めの流れがこうやってだーっと走っていて、ポイントとが絞りにくそう。ルアーマンが結構入っていたが、子供連れということもあり、この川もパス。
 アメリカの田園風景。
 再びヘーゼル川へ。ドライを結んで釣りあがるが、ほとんど反応がなく、あっても小魚ばかり。
 1時間ほどでようやく釣れたのは、こんなかわいいブルック。

 着き場も出方も、イワナと同じ。

 この区間は放流していないそうなので、ネイティブということか。
 早春の山での青空に、体がほぐれていくのがわかる。
 結局、釣れたのは一匹だけ、息子は釣れなかったが、ドライブも川歩きも本当に楽しかった。
 シェナンドゥ国立公園は、雄大ですばらしい所だった。
 途中の町並み。かわいらしい家がたくさんある。
トップページへ

トップページへ   フィールドレポの目次へ