日川  3月下旬 

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【基礎データ】
○所在地:山梨県山梨郡大和村
○水系:笛吹川水系
○管轄漁協:峡東漁協
○混雑度:●●●●○
 中央道で八ヶ岳方面に向かう際、笹子トンネルを抜けて甲府盆地に降りていく途中に「日川」と表示がある。雑誌で紹介されることも多く気になっていたが、高速道からでは川面も見えず、また、人が多いとよく聞くので、いままで行かずじまいだった。3月25日(平日)にたまたま休みをとったので、この機会に試してみることにした。結果はなかなかどうして。人気の理由がわかった気がする。よい季節になったらきっとまた来ようという気になった。


 

 
 
勝沼ICで降りて国道20号、次いで県道215号へ。谷深いので川面はなかなか見えてこない。ガイドでは木賊(とくさ)ダム以遠がよい釣り場と紹介されているので、その辺りまで上っていったが、道路が凍結しており、横滑りしてマジで死ぬかと思った。

 午前7時、木賊ダムのすぐ上流で入渓。気温マイナス2度。水温はえーと・・・、 え?2度しかない!

 見てのとおり前夜の雪が残っており、凍える寒さ。2度ではニンフで沈めても反応するかどうか。自信が
ないので、もっと下流でやることにした。
 
 写真左は、竜門峡の約500m下流。公民館の裏手。水温はやはり2度。渇水気味のようだが、水はよく澄み、とてもいい感じ。下は砂地で底石はしっかりしており、魚の隠れ場はたくさんある。

 釣り始めてすぐにニンフ(#14 ヘアーズイヤーにソフトハックルを巻いたもの)にヒットしたが、バラしてしまった。

 そのうち川下からの風が非常に強くなりだした。マーカーが水面で滑ってしまうほど。微妙なアタリがとれず、苦労する。

 写真右は竜門峡(だと思う)。これ以上は遡行できないので、一旦道路に戻る要あり。
 
 ご覧のように、水は澄み、砂地にエメラルド色に映える。とてもきれいな川だ。まだ解禁直後だからか、ごみも少ない。 

 
 結局、この区間では釣れなかったので、更に下流に行ってみた。国道20号から県道に入ってすぐのところである(写真左)。

 両岸はアシで覆われ、強風の中、フライがすぐにひっかかって釣りどころではない。水質といい水深といい盛期にドライで釣り上がったらさぞかし楽しいだろうと思わせる川であるが、今はどうにもならなかった。12:30頃、右の写真の奥に見える堰堤で竿を納めた。


 この日、どれだけ風が強かったかを物語る一枚。堰堤の水の落ち際で風が水を吹き上げている・・・。



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