栗生川 7月下旬  

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【基礎データ】
○所在地:長野県川上村
○水系:千曲水系
○管轄漁協:南佐久南部漁協
○混雑度:●●●○○
 南相木川の有力支流。


 

 
 北相木村と南相木村は、「平成の大合併」でも別々の村として存続した。例えば近くの須玉町、高根町、明野村他は合併して北杜市になったので、地理的条件がそっくりの両村もきっと合併するのではないかと、単純に考えていた。

 しかし、一度両村を訪れてみると、要は「Y」の字の下の部分(両相木川の合流部よりも下流)を除き、両村はかなり険しい山に隔てられており、生活圏としては全然別だということがよくわかった。

 ちなみに、北は山村留学と大規模なキャンプ場、南は温泉などをそれぞれ売り物にしているようだ。北村の人口は1000人足らず。南村は1500名程度。

 この険しい山を越える山道が2〜3本通っており、北相木川で釣った後、南側へ移る際に踏破してみた。これが厳しいのなんのって。来たことをまじめに後悔するほど長く険しい道だった。
 

 南相木村に入ると、まず南相木川の支流である栗生川に行き当たる。ちょうどいい感じの里川だったので、入ってみることにした。

 第一投で釣れたちびヤマメ。これくらいのサイズが次から次へとフライにアタックしてくる。とーちゃんはどこだい?

 ちょっと遡行すると、なぜか急に勾配が上がり、本格的な山岳渓流の趣に(2枚目の写真で写っている奥の森)。

 岸際の巻きにブラウンパラシュート#14を漂わせたところ出てきたイワナ。
 30分前の渓相がウソのような巨岩帯。ルートを見つけるのに苦労することもしばしば。お〜こわ。
 落ち込み際の巻きで泡と一緒にエルクヘアカディス#12を浮かべたら、しばらく経った後に出てきた。これは良型。27cm。放流ものかな?
 これがそのポイント。奥の白泡の左側の巻き。
 そのうち怖くなってきたので、切り上げることに。道路が併走しているので、上がる時に楽である。
 この川は、水量に比して非常に流程が長い。林道を行けども行けども川が続く。先ほどの巨岩帯から数キロ上流の渓相。岩や底石がすべからく黒っぽい。

 釣れる魚は小さく、色が黒い。

 いかにも出そうな大場所。こんな奥なのに、渓流名物「エサ箱」が落ちている(苦笑)。みなさん好きですね〜(笑)。
 中流部はこんな感じ。芦がひどく、釣りにならない。ちょっとだけ遡行してみたが、ちびヤマメばかりであった。



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