前川 8月下旬

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 乗鞍高原を流れ、上高地から流れ下る梓川に注ぐ支流。家族で乗鞍高原へ遊びに行った時に2時間ほど遡行してみた。


 松本方面から上高地・乗鞍スーパー林道を行く。乗鞍高原に着く手前に「白樺橋」という、かなり高さのある橋がある。そのたもとの急斜面を転げ落ちるように入渓した。
 いい感じの渓相で、水の透明度も高く、イワナがいかにも出てきそうな雰囲気。午前6時の水温が12度。
 釣れる魚は、朱点がきれいに入ったニッコウ系。
 上が開けているので、キャストは楽。流心、巻き、とあちこちで反応があった。
 いいサイズ。これは流心で出た。今日のフライはブラウン系のパラシュート#13。
 このポイントでは、3匹も出た。一匹バラし。
 ぬめーっと滑らかな魚体。
 この「いかにも」ポイントでは2匹。左端の沈み石の影から一匹。奥の岩の前に定位していた魚が一匹。
 男前?のイワナ君。
 崖上を見上げると、林道がこんなに上に。途中で道に上がれるかと思ったが、甘かったようだ。
 いきなり落差が出始めた。ポイントが絞られてくる。
 いい感じのプールなのだが、なんと通ラズ。奥の巻きがよいポイントに見えたが、手前で一匹小さいのを釣って、それをリリースしたところ、プールの中に戻ってしまった。別の落ち込みに逃がしたつもりだったのだが。そのためか、奥での反応はなし。

 そろそろ朝ごはんの時間でもあり、無理せずに戻ることにした。
 白樺橋から下流を望む。地図で見ると、この川はアプローチポイントが多くなく、慣れていないとちょっと入りにくい感じがした。僕も、あの通ラズを通過するのはやだなあ、という感じだった。