南相木川  7月下旬

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【基礎データ】
○所在地:長野県南相木村
○水系:千曲水系
○管轄漁協:南佐久南部漁協
○混雑度:●●●●○
 言わずと知れた千曲上流域の人気河川。あまのじゃくの私にして、まともに釣行したのは、なんと初めて!


 

 
 私は、昔ちょっとだけエサ釣りをしていたことがある。激しい先行バトルについていけず、昼ごろからのんびり出かけるFFMを見て憧れ、今に至る。

 この川は、上流域にある温泉「滝見の湯」に向かう際にも大勢の釣り人が見えるので、いくらのんびりフライでも、とてもじゃないが釣れる気がせず、今まで足を運ばなかった。昼からの釣行となったこの日、「先行者なんて気にしない」モードを実践する良い機会だと思い、行ってみることにした。

 この写真は、南相木川が北相木川と分かれてすぐの地点。この辺りも釣り人がよく見られる。
 

 中流域にある立岩湖。川の流れ込み部分。
 今日の遡行区間の入り口。土曜日とあって、ここに至るまでもたくさんの車が止まっている。

 おそらく大量の魚が放流されているのだろう。瀬を魚影がちゃっ、ちゃっ、と走るのがよく見える。

 これは釣れちゃうかも!?
 やりました、一匹目。水温は15度。フライはブラウンパラシュート。
 ポイントは、写真中央、大小の石の間。
 この川は、こんな感じで両岸に芦などがけっこう多い。それを刈ってくれているのか、流れ下ってきた草が岩の上流側にたまっており、ちょうど魚が出る瀬尻まで流しきるとフライやティペットが草にひっかかってしまう。

 フライ先行にして、細かいメンディングをして、フライが岩に触れる直前にピックアップする、という感じで、小渓流なのに意外と大変。
 この写真で水深がよくわかる。浅い瀬に魚はたくさん着いていた。

 これは、上のポイントより1kmほど下流。道路から離れ、一転して緑豊かな山岳渓流の趣に。

 様々な痕跡から、釣り人の数は多い様子。思ったよりも反応がない。

 行く手を阻むヤブ。この下は竿抜けだろうと狙ってみたが、不発。
 更に遡行すると、こんなすばらしい渓相に。緑豊かだが、バックがとりやすい。魚は瀬に着いている。もうちょっと魚影が濃いといいのだが。。。

 エルクヘアカディス#12(こんなのを堂々と使える夏っていいですね)に派手に出てきた23cm。実は脇見をしていたが、大きな音に反射的にアワセて釣れた。
 ポイントは、写真中央の流心。水温は16度。
 これくらいのサイズが何匹か上がる。

 なるほど、人気河川だけあって、魚影が濃い。「先行者なんて気にしない」プロジェクトは、大成功。朝5時なんかに行かなくても、十分楽しめることがわかって、とてもよかった。



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