抜井川 8月中旬  

釣行記の目次へ戻る

【基礎データ】
○所在地:長野県
○水系:千曲川水系
○混雑度:●●●●○
 千曲川の右岸から流れ込む大支流。渓流釣り場として有名。


 

 この川は、中流に古谷ダムという本格的なダムがあり、その下流は里川、上流は準山岳渓流といった趣である。

 流程は長く、国道299号線がずっと流れに沿って走り、群馬県との境である十石峠に至る。

 今回入ったのは、古谷ダムの上流すぐの地点である。 
 ご覧のとおり、雰囲気のよい渓流である。
 水質も良好。ただ、魚の反応が少ない。というか、全然ないぞ!

 水温は14度。先行者なしの趣。おっかしいなあ。
 こんな瀬があり、遠投したところ、ちびハヤが出た(苦笑)。でっかいフライにかけてしまってごめんね。
 入渓は10時半頃で、そろそろお腹がすいてきた。車に戻り、古谷ダムのすぐ下にある白石荘という旅館・日帰り温泉へ立ち寄った。本来は泊り客が使うであろう雰囲気の食堂に食事だけの客も受け入れる、という感じの店である。

 川へ入るとき、普段はカロリーメイトとコンビニのおにぎりの昼食なのだが、今日はちょいと贅沢に天ザルを試してみることに。

 「十石そば」と銘打った手打ちそば。なかなか結構なお味。本当は温泉に入ってきたかったところ。
 下流域は、こんな感じでのどかな風景の中を流れる。
 八ヶ岳方面に向かう。北八ヶ岳が遠望できる。

 国道からそれて田舎道を走っていると、前方から地元のバスがやってきた。古びた草緑色の、旧い型のバスが田園風景によく似合う。スペースを譲ろうと左に寄せたところ、草で隠れていた側溝に左前輪を落としてしまった。バスは知らずに走り去る・・・。側溝に車輪を落とすのは珍しいことではないので、タイヤを左に大きく切って、バックしてすぐ抜け出せたが、実はこのタイヤ、先日山中でホイールを破損して、その直後にパンクさせたやつだ。実は、修理した機会にタイヤを前後でローテートさせ、左前輪になっていたもの(2WDなので、前輪と後輪とでずいぶん減り方が違う)。トラブルはこれで終わりにしようぜ。

 そういえば、昔、似たようなことがあった。就職試験の合格発表に向かう朝、地下鉄の駅で人が降りるだろうとドア際からホームに降り立ったところ、靴を片方、ホームとの隙間に落としてしまった。結局お客さんは誰も降りず、ホームに片足でたたずむ私をみな気の毒そうに見守る中、ドアが閉まり、電車は出て行った。ちなみに試験も落ちていた(翌年は合格)。



釣行記の目次へ戻る