小黒川 5月初旬 

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【基礎データ】
○所在地:長野県長谷村
○水系:天竜川水系
○混雑度:●●○○○
 長野県入笠山山頂付近から流れ下る川


 

 
 05年5月初旬、入笠山経由で小黒川へ。この川は、下流で黒川となり、三峰川、更には天竜川と注ぐ。さすが南アルプス。奥が深いのである。
 
 この日はよく晴れ、雨上がりで条件がよかった。

 川に沿って林道が走っている。最上流部は水がほとんどない。

 林道には結構車が走っている。釣りかと思ったら、捕蝶網(知ってますか? 普通の捕虫網よりずっと大きくて素早く振りぬける高価なものです)を持った大人の人たちがたくさん。どんな蝶が採れるんでしょう。

 河原は広く、勾配も緩やかなのだが、谷は深く、林道から川に降りるのには苦労する。入渓地点はちゃんとあるんだろうが、初めて行くとわけわからず、結局、土つきの急斜面を転がりながら降りて行くことになる。ときどき鹿の踏み跡があり、「おー、鹿くん、ありがとー」と言いながら降りて行く。

 昼12時半ころ入渓時点で、水温は10度。

 しばらく遡行したところで、落ち込みの脇の反転流で泡の中にドライ(#14)を漂わせたところ、しずかに出た。23cmのイワナ。2枚の写真は同じお魚。

 これがそのポイント。流れの向こう側の黒っぽいたるみの部分である。

 河原は明るく、底石も安定していて、遡行しやすい川だった。ただ、ぬるが出ていて、水質はそんなによくない印象だった。

 そうこう言っているうちに、ウェーダーに大きな穴を作って水が大量に浸入してきた。これはたまらんと川から上がることにしたが、これがまた大変。

 谷って、7合目?くらいまでは何とか登れても、最後の道路わきが一番急だったりする。今回もその例で、ものすごく苦労して、道路に上がったときはへとへと。。。

 しかし、そこで待っていたのは、きれいな水平虹だったのである。



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