佐ヶ野川 4月上旬 

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【基礎データ】
○所在地:静岡県河津町
○水系: 河津川の支流
○管轄漁協:
○混雑度:●●○○○
 佐ヶ野川は、南伊豆河津川の支流。アマゴの川である。4月3日、はるばる天城峠を越えて行った時の記録。


 

 
 南伊豆は遠かった。関東甲信越は雨の予報で、唯一降水確率が低かった南伊豆を選んだのだが、天城峠を越えるのはやはりハードルが高い。

 入渓は、6時頃、中流域の河津浜病院の1kmほど下流にある親水公園の上流から。水温9度。ハッチなし。ドライに出るかなあ?というところ。

 この川は、中下流域は落差がきつく、見てのとおり大岩の間を時には滝となって流れ落ちる。川幅の割に水深があり、ポイントには事欠かないが、遡行は慎重さを要する。今回は単独釣行なので特に気を付けた。

 虫も飛んでいないので、朝のうちはドライには出ないだろうと考え、ニンフで攻める。しかし、流速があってうまく流すのが非常に難しい。たるみに流しても反応なし。岸際のほとんど止水のところにはハヤがいる。

 とにかくよさそうなポイントはたくさんあるのだが、ウエット、ニンフ、ドライをとっかえひっかえしてもアタリなし。

 約2時間で右の写真の滝に到達。巻こうと思えばやれるが、危ないので地上に戻ることにした。しかし両岸はかなり急な勾配。右岸(写真左)に崖上から排水ダクトが降りてきているので、これを伝って這い上がることにした。

 これがそのダクト。30〜35度はあったろう。下流に戻るよりはいいだろうと思って上ったが、きつかった・・・。地上に出るとちょうど河津浜病院の敷地内だった。
 
 この川は、上流に行くと勾配が緩やかになり、里川のような雰囲気になる。オートキャンプ場の山女宿の下流からはしばらく道路と併走して入渓しやすくなる。9時半くらいにここに入る。気温18度(!)、水温10.5度。コカゲロウが散発的にハッチ。絶好のコンディション。ピーカンに晴れているのできついが、そこかしこからアマゴが飛び出してきそうな雰囲気。

 さっそく#14のパラシュートに付け替えて叩きあがる。

 しかし出ない! ここででなけりゃ魚はいない、と思うような場所でも出ない。

 見てのとおり、水質といい水深や石の配置といい、ヤマメ・アマゴの天国のような場所に思えるのだが。。。

 12時の時点で、水温は11度に。汗ばむ陽気。

 ちなみに左の写真は今シーズン初のハヤ君(トホホ)。
 
 右の写真、水きれいでしょう?



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