仙丈ケ岳登山 2012年9月

 せっかくの山行だから、子供を連れて行きたいけど、難しい山は無理だなぁ、と思案した結果、北沢峠から仙丈ケ岳(3,033m)を目指すことにしました。

 広河原から入るか、戸台口から入るか迷いましたが、コースタイムよりも時間を要するだろうと思い、早くバスの出る戸台口へ向かいます。

 東京を午前3時過ぎに出て、杖突峠経由で高遠、長谷へ。
 北沢峠発6時のバスで峠まで約50分間。早速登り始めます。

 娘にとってはまだ不慣れな登山なので、今日は手ぶらで行かせます。
 しばらく上の写真のような森林帯の登りが続きますが、小仙丈ケ岳の直前でハイマツ帯に入り、視界が開けます。

 晴れているのですが、雲が湧き上がってくる途中で、甲斐駒の頂上はよく見えず。。。
 あのピークが小仙丈。娘がダラケ始めますが、小休止を挟みつつ頑張って登ります。
 甲斐駒をバックに。もうヘロヘロの様子。
 まず小仙丈ケ岳へ到着。娘はこれがゴールだと思っていたようで、まだ200m分登らないといけないと知って、テンション下がってます(笑)。
 有名な仙丈カールをバックに。
 ここからは、大岩が多くて、子供にはけっこう大変そう。
 それでも、ゴールが近づいてきて、元気になってきた!
    野呂川の谷を隔てて、北岳の山塊が堂々とそびえています。北岳の頂上が雲の合間に時々見えます。

 次は北岳にも登りたいな。
 あともう少し!
    写真の中央がピークですが、その手前に少し危ない箇所があります。娘はへばってダラダラ歩いていますが、躓くとカールにまっさかさまなので、注意して歩きます。
    小仙丈の方を振り返ると、「こんなに歩いてきたのかあ」と感慨を。甲斐駒の方面はいよいよ雲が濃くなっています。

 子供連れなので気になります。いざという時は、頂上直下の仙丈山荘に入るということで、まずは山頂を目指します。
    ついに山頂へ!
 やった、やった!!

 よく頑張りました。
 大仙丈ケ岳方面の稜線は、湧き上がるガスの堤防のようになっています。天候が不安定なので、道を急ぎます。
    帰路は、カールを巻き込んで仙丈山荘へ、そこでカップラーメンを食べて、馬の背ヒュッテへと向かう。そこからは大滝の頭までほぼ平坦なトレッキングコースが続く。
    ところどころ、不安定な場所にはロープが設置されています。娘はこれが非常に気に入った様子で、もっと面白いものはないかと尋ねます。

 いまは僕よりも元気です。
   その後は往路と同じ道に戻り、北沢峠へ戻ります。

 峠に着いたのは午後2時40分。2時半のバスは出てしまったので、3時半まで待つかと思っていたら、お客さんが集まったので、3時前に臨時バスを出してくれました。

 娘のリクエストで仙流荘で温泉に入ってから、のんびり出発。

 娘は、すごく大変だった、山ガールにはならない、と言っていましたが、意外に楽しそうにしていて、とてもよい山行でした。
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釣り人、山を見ずとは言うけれど、やっぱり雲上の世界も魅力的です。娘を連れて南アルプスの女王、仙丈ケ岳登山にチャレンジ。