芝川 10月中旬

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【基礎データ】
○所在地:静岡県富士宮市・芝川町
○水系:富士川水系
○混雑度:●●●●○

 毎年、10月15日まで釣りができる川である。数年来、自然渓流最後の釣行はここと決めていて、今年も東名高速に乗った。


 10月7日(土)の早朝、ワカサギを釣りに芦ノ湖へ行ったところ、湖畔に着いた途端に仕事で呼び出され、東京へとんぼ返り。その後は9日の深夜、日付が変わるまで職場にいて、ついに変な頭痛がし出した。

 こりゃいかんと10日は休みをもらい、ちょっと躊躇したけれど、やはり川へ向かうことにした。

 朝から快晴。気持ちのよいドライブ。
 毎年、最後の自然渓流ということで向かう芝川。いつもの柚野地区へ。芝川は、最上流の猪之頭地区が人気スポットだが、ここは、スプリングクリークでとても美しい所である。

 9時半に川に降り立つ。水温13度。ピーカンで川面がまぶしい。
 前回釣りに行ったのは9月3日の奥日光湯川。あれ以来とても忙しい日々が続いていたので、今日はやっぱり川に来てよかった。心の底からリラックスする。

 のんびりゆったりキャスティング。  
 ライズはあるかな?
 対岸の際を流すが、魚は留守らしい。
 上の写真のようにゆったりした区間と、このように急流の区間が交互に来る。

 底石がしっかり入っており、いきなり深くなったりするので、渡るのがけっこう恐い。
 ロープに吊るしたタイヤがあった。地元の子供たちが遊ぶのだろう。里川らしい光景。
 魚の気配はまったくないが、気分は爽快。
 いかにもアマゴが出そうなポイントなのだが、フライは黙って通過していく。
4年前の10月15日に来たとき、このポイントはもっと水量があり、アマゴがうようよといて、たまたま出会った餌釣りのおじさんと二人で一投一尾の入れ食いだった。

今日もここが楽しみだったのだが、水が少ないし、そもそも魚影が全然ない。
 おかしいと思ったら、この岩盤を流れ落ちていた滝が枯れてしまっている。

 ここは湧水が多く、いろんな水路に分かれてまた合流するのを繰り返しているので、人工的に流れを変えたのかもしれない。
 川から上がる。農家の庭先でピーマンが色づいていた。
 もうすっかり秋だなあ。
 ホウズキを見つけた。
 柚野橋から上流を眺める。
 富士山は、直前の週末に初冠雪したそうで、確かに頂上付近に白いものが見える。
 3kmほど上流の渓相。ここも魚影が見あたらなかった。
 結局、魚は釣れなかったけれど、たくさん栗を拾った。秋をお土産に。。。