立場川 4月末 

釣行記の目次へ戻る

【基礎データ】
○所在地:長野県富士見町 【地図】
○水系:釜無水系
○管轄漁協:
○混雑度:●●○○○
 釜無川が南アルプス山塊に向かってぐぐっと左に曲がるところで同川に注ぐ小規模な支流。八ヶ岳の南斜面に発する里川。


 

 
 GW初日、東京で所用を済ませた後、どの川で釣り始めるかと思案した結果、昨夏にヤマメがたくさん釣れて楽しかったこの川でドライを楽しむことに決めた。

 午後4時過ぎに最下流部に到着したが、川の様子が大きく変わっていて驚いた。両岸のヤブが切り払われていてすっぽんぽんである。川岸にはユンボが入っている。何をやっているんだろう?

 もう午後遅く、移動している暇はないので、ここで釣り始める。

 

 川の様子はこんな感じ。上流に行くと両岸が護岸され、約100mおきに小堰堤が連続するようになる。風情も何もあったものではないが、少なくとも昨夏は、魚がいっぱいいた。

 午後4時半の時点で水温17度。気温は23度以上あり、大変な高水温である。ドライで様子をみながら釣り上がる。ふと気づいたのだが、上流で工事をやっているのか、底石が泥で覆われており、川の中を歩くと泥が舞う。これはいかん。

 瀬で小さな魚影が走るので、魚はいるらしい。
 

 上の写真の奥に見える橋のすぐ上流にある小堰堤。この下のプールにドライを流すが、無反応。ここは入渓しやすい場所だから、おそらく放流ポイントであり、ここで無反応なわけがない。必殺ニンフ(この冬〜春はよく練習したなあ(笑))を投入すると、写真中央の流れ出しでマーカーが勢いよく引き込まれた。

 しかし引きが何か変だ。あれれ??と思いながら上げてみると・・・。
 
 なんとびっくり。まさかのイワナであった。夏に来た時はヤマメしか釣れなかったので、ちょいと驚いた。

 フライは#14ピーコックボディ。魚のサイズは24cm。

 護岸帯に入ると両岸に芦が群生している。まだ季節が早いのでそう邪魔にはならないが、夏はかなり釣りにくい。

 水質はやはりよくない。見てのとおり、せいぜい30cmほどの水深でもこのようにほとんど底がみえない。しかも藻やらヌルやらですごく滑る。ドライもニンフもちょっと流すとこの藻を全身にまとって帰ってくる。これでは釣りにならない。

 しかも岸際を歩いていると汚水の臭いまでしてきた。うーん、どうしちゃったんだろう、この川・・・。

 これが典型的な渓相。小堰堤の下は、見たところとてもよいポイントになっていて、ちいさな魚だと思われるが、ライズも見られた。

 その後、午後6時半頃に堰堤下で何匹ものライズを発見し、ドライで粘ったが、結局釣れなかった。#18CDCダンがナチュラルに流れている10cm先でライズされてしまう。夕方で見にくく、小さなフライを選びにくかったということもあるが、結局適合サイズがわからなかった。

 堰堤で粘った結果、帰りはこのように真っ暗に。



釣行記の目次へ戻る