野反湖 11月初旬

 前から行ってみたかった野反湖。なおさんの案内で、禁漁入り間際のタイミングで、初めて行ってみることに。

 実に約2ヶ月ぶりの釣りで、前夜はまともに眠れなかった。

 野反湖については、いろんなサイトを拝見するに、「ブルーバック」とかいうきれいなニジマスがいるとか、紅葉が美しいとか、見どころ・楽しみどころ満載という印象で、とても楽しみに車を走らせた。

 渋川伊香保ICで降りて、下道を約1時間半、志賀高原の近く、六合村(くにむらと呼ぶらしい!)の山道は、秋空に紅葉がきれいで、ご機嫌ドライブ。
 ため息が出るような景色がそこかしこに。この渓流も、(今は禁漁だけれど)遡るだけでも楽しいだろうな。
 かなりの時間をかけて、ようやく湖へ。標高が高いせいか、樹木もまばらで、昔行ったアイスランドを思わせる風景。

 しかも雲とガスがかかり、寒風が吹きすさぶ、荒涼とした雰囲気に圧倒された。
 勝手がわからないので、なおさんから教わったとおり、ニシブタという湾に来てみた。沢の流れ込みで、確かに何人か釣り人がいる。

 最初は、バックがとりやすい対岸へ行ったのだが、向かい風が強くてキャスティングに苦労したので、こちら側にやってきた。
 朝方の湖面は、このように何とも陰鬱な雰囲気。スコットランドの湖みたい?!

 今シーズン初の9ftロッドでの遠投で、バックの枝にフライはとられるは、足元でラインがこんがらがるは、釣りにならず(汗)。
 そのうち、なおさんが到着。ニシブタの湾でポイントを教わり、大き目のドライを浮かべてようやく本格的に釣りを始める。

 天気もよくなってきて、風も落ち着いてきた。ライズも見られる。
 こんな感じでライズを見つけつつドライで攻める。何度かフライに反応があったのだが、結局取れない。
 なおさんもドライで釣っている。
 青空がのぞくと、湖面の表情が一変。
 向かい風がきつくなったので、対岸へ移る。なおさんは、少し立ちこんでキャストしている。

 対岸には、先ほどいた辺りが遠望できるが、キャンプ場のコテージがたくさん見えた。山上の湖で、風がやむとすぐに静寂に包まれる。こういう所で夜を過ごしてみたいと思った。

 もともと山上の湿地帯だった所にダムを作ったということで、岸際の斜面もゆるやかで、何とも穏やかで優しい雰囲気の湖だった。
 少し標高を下げると、このように紅葉が美しい。

 結局、ウグイが一匹釣れただけだったが、何ともよい心の洗濯になった。
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