2012年6月、岩手釣り旅行
1日目

 今度買った車(アウトランダー)は、中古なので「オートクルージング」機能が付いておらず、長いドライブがどうなるか心配だったのだが、まあ、それほど気にならずに岩手まで着いた。

 今回は、最近の岩手釣り事情がよくわからないので、事前にエフさんなおさんUpapaさんよっしーにたくさんアドバイスをもらった。最初はもっと近場にしようかと思ったが、背中を押されて岩手へ。みなさん、ありがとうございます。
 宮古市の有名河川へ行ってみたが、初めてなので上へ下へとウロウロ。そうこうしている間に、街道沿いのめぼしい駐車スペースには次々と車が止まってしまった。

 山中へ逃げようと、まず支流Y(よっしー)へ行くが、うっそうと茂るブナ林の中、ここも駐車スペースはどこも車が止まっており、結局、本流出合の付近しか空いていなかった。

 ともかくも釣ってみたところ、かわいいヤマメが出てくれた。
 すぐ上に先行者が入ったので、支流Sへ。

 しかし、今度は逆に、釣り人が誰もいない。入渓点の巻きで反応があったが、とれなかった。

 熊が怖いなぁ。しかもちょっと遡行するとすぐ通ラズにあたる。区間を換えても同じ。

 怖くなってしまったので、撤退することに。
 今度は支流F(エフさん)へ。こんな風に入りやすい場所を見つけた。

 本流の大場所から攻め始めるが、不発。フライを枝にひっかけたところで、流れ込みの小さな支流を発見。
 その深みで最初のイワナ君をゲット。
 でもって、これがそのポイント。

 ・・・岩手まで行って、僕は何をやっているんでしょうか?汗
 しかもその上は遡行しにくかったので、一旦林道まで上がって、上流へと走る。

 谷を覗きこむと、はるか下によさそうなプール、そして・・・ 「おおっ!」大きな魚影も見えるぞ。

 写真の右中ほどに水面が見えます。

 意を決して急斜面を下りていく。これ、後で登れないかも汗。
 よさそうな流れなのだが、魚は出ない。ふと目の前を見ると、おじさんがいるではないか。この人、どこから入ったんだろう?

 やむなく、急斜面を上り返す。

 その後も、入渓点を探して放浪する。

 岩手の釣り人は気合が違う。だって、こんな所を普通の車(さすがに四駆だが)で下まで降りちゃうんだから。下まで行ってみないと、人がいるかどうかがわからないのだ。
 そしてようやく見つけたパラダイス。

 これが本当に支流!?と思わせるダイナミックな渓相。
 魚影は濃くないが、ここぞというポイントではフライに反応があって楽しい。
 と思ったら、滝!? こんなの巻けないよ。。。
 と思ったら、こんな地形で、案外上りやすかった。川通しで戻るの、やだもんねえ。
 泣き尺くんをまず一匹。
 春ゼミの大合唱の中、山岳渓流を一人遡行する楽しさ、そして緊張感。

 熊が怖いよ涙。スプレーは常に準備OK、笛を吹きまくった。
 地形図で見ると、そろそろ道と出合うはず、と思ったところで小堰堤を発見。人工物を見て、とてもほっとした。
 ここで一旦脱渓し、下界へ降りた。

 支流Fと本流との出合にかかる橋から下を眺めると、小ヤマメがライズしまくり!!

 早速入ってみるが、スレてて相手にされない。

 ちょっと下にあるプールで釣ってみる。
 あちこちでライズしているので、小さ目のフライで取っていく。スレた魚も多いが、5−6匹の小ヤマメを上げられた。

 あとでFさんに聞いたら、有名ポイントだそうだ。たしかに僕が釣っている間も、2組のルアーマンが入りたそうに眺めていた。
    最後は、この流れを釣り上ったり釣り下がったり。ドライだけじゃなく、ウェットも試した。透明度が高いので、追ってくる魚の姿がよく見えて楽しい。暗くなるまで楽しんだ。



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アメリカに行く前は毎年行っていた岩手。ある月曜日に休みが取れたので、土曜日の午後から二泊で行ってみることに。梅雨入り前最後のチャンスかも、と思ったのである。