福川川とその支流 5月初旬  

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【基礎データ】
○所在地:島根県
○水系:高津川水系
○混雑度:●●○○○
 島根県南部にキャンプに行った際の釣行記


 

 
 島根県を北に向かって流れる高津川は鮎釣りの名所であるが、その上流部で西から合流する福川川は、ヤマメやイワナ(ゴギ)の釣り場として島根・山口の人々が通っているそうだ。

 写真は、柿木村を流れる福川川の上流部。
 

 この川は、福川川の支流。明るい日差しの中、水は透き通り、イタチなどの野生動物が行きかう楽園のようなところである。


 次男と一緒に短い区間遡行してみる。午後14時半の時点で、水温は12度。

 さっそく瀬でドライ(#14アダムスパラシュート)に飛び出したヤマメ(23cm)。

 このように多少ヤブがうるさいが、明るい谷である。

 そして、これは瀬でフライに飛び出してきたイワナ。模様が甲信越のイワナと全然違う。マダラ模様が非常にくっきりしている。そして目が赤い。

 もともと島根は川の上流部にゴギと呼ばれる希少なイワナが棲んでいると聞いていた。ゴギの特色はよくわからなかったので、ともかくこのように写真を撮って事後に調べてみた。ゴギの模様には様々なものがあるが、大きな特徴は、頭頂部にも明確な斑点があるということで、あるいはこれぞゴギなのかもしれない。ご存知の方、いかがだろうか。(もちろん、即リリース。)

 左の写真は同じイワナ。右の写真は、同じポイントで次男のエサに来たチビイワナ。これも見慣れたものとはだいぶ違う。

 川から上がるとこのように田んぼが広がっていた。子供が田んぼで捕まえてきたアカハライモリ。

 別の支流でドライに出たヤマメ。GW中のため、福川川本流にはだいぶ釣り人が出ていたが、支流にはあまり人が入っていなかった。福川川本流が長く、ポイントが無数にあることに加え、支流がたくさんあるからだろうか。

 この支流は水が少なく、魚は瀬の開きに出ていて、アプローチに失敗すると走られてしまう。しかし、ボサのため遠投は難しい。正に技術で勝負が付く川だとの印象だ。始終中腰で歩くので、体も結構きつい。

 午後になってカゲロウが盛んにハッチし、フライは何でもOKであった。

 このように、釣れる魚は実にきれいなプロポーションのヤマメたち。関東甲信越の釣り人にとっては天国としかいいようのない世界である。

 今回のキャンプでは、子供たちがヘビ使いと化し、すごいことになった。レポはこちら



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