湯川(奥日光) 6月上旬
2005年6月4〜5日の週末は、Deco to Boco to Flyfishingの DecoさんBocoさん夫妻、Decoさんのフライの"師匠"さんである佐藤さんの4人で奥日光湯川へ行ってきた。「里山にて」のmorioさんがアレンジされたフライ仲間の合宿に参加したのである。
【1日目】
このサイトを開設してからさまざまな人と知己を得たが、この種の集まりに参加するのは初めて。ちょっと緊張します。。。
佐藤さんの車で土曜日の早朝東京を出て、東北道で日光へ。時々雨もパラつくが、私はここ一番の時は雨が降らない根拠レスな自信を持っているので大丈夫(!?)。
朝8時過ぎに湯川の下流の基点である赤沼茶屋の駐車場に到着。みなさん既にウェーダーを履いて談笑している。DecoさんBocoさんからみなさんへ紹介していただく。このサイトとの相互リンクをしているNaturalさん、更には掲示板を通じての知り合いであるmitoさんやSugiさんとも初めてご挨拶。みなさん笑顔の素敵ないい仲間たちといった雰囲気で、ちょっと安心した。
湯川は、フライの"聖地"のような位置付けの土地だが、私にとっても思い出の場所である。確か小学校5年生のころ、林間学校で日光へ行き、東照宮や華厳の滝の見学に続き、戦場ヶ原を縦断する遊歩道(木道)を散策した。木道から見える湯川は、ゆったりと静かに流れ、およそ日本にいるとは思えないその風景は、当時既に釣り好きだった私の好奇心を強く刺激し、いつかここで釣りがしたい、と思ったものだった。
みんなで川へ向かいます。
いまはこうやってフライを楽しむようになったわけだが、土地勘の関係で長野・山梨が中心となり、湯川はさまざまなサイトで見て憧れていただけだった。今回の湯川行きは、こんな経緯があるので、本当に嬉しいものだったのだ。
ベストシーズンの週末とあって、川には釣り人がたくさん。そこにわれわれの20数名が加わったので、かなりの混雑ぶりである。
決まってます? (Photo by Mr.ピンキー)
湯川初!(Photo by Mr.Deco)
同行のみなさんは、ハッチや流下している虫の名前をしきりに話題にして、フライについてあれこれ試行錯誤し、そしてしっかり釣り上げている。私はそんなにたくさんのフライを持ってはいないので、あまり柔軟に対応できない。タイイング頑張らなきゃいけないな。
場所を変えて中流域へ。「ストレート」と呼ばれている場所にてみんなで昼ごはん。目の前でも盛んにライズしている。
午後は「第二小屋跡」と呼ばれる湾曲部でmorioさん、Tさん、凸凹コンビと一緒に釣り。ライズをなかなか取れずに試行錯誤していると、となりのBocoさんがヒットさせている。何を使ってるの?と聴くと、なんと12番の白いパラシュートだそう。各自小さなフライで四苦八苦していたのでみな大笑いし、それからはリラックスして私も大きなフライで楽しんだ。確かに魚は出る出る。
昼ごはんです
Bocoさんにヒット!
午後4時ころまで川にいて、今日のお宿は湯の湖畔にある「奥日光パークロッジ深山」へ。温泉は硫黄分が高いのか、いかにも温泉、という匂いで、湯加減もよかった。
夕食はみんなで揃って。1年とか2年ぶりに会う人もいるそうだが、楽しそうに旧交を温め合っている。職業も年齢も正にまちまちであるが、なにせ共通の趣味があるので、話が尽きない。考えたら不思議な集団である(笑)。私も、「あー、きみさんね」と難なく仲間に入れていただいた。
夕食後の飲み会もワイワイと楽しかったが、私は初日の様子を考えるに多少フライを巻いておかないと迷惑がかかると思い、ちょっと自室に戻って巻き始めた。ほどなくDecoさんがやってきて、「みんなが上(飲み部屋)で巻けってよ」だと。恥ずかしいし場にそぐわないのですごく困ったが、まあいいや、と開き直って飲み部屋へ。すると、みんなが次々といろんなフライを巻いてくれ、タイイング教室のようになってしまった。みんなの技術は高く、とても勉強になった。
一方、部屋の反対側ではNさんが持ってきた顕微鏡で水生昆虫コレクションの観察が始まっている。Nさんはすごい数のコレクションを持っておられるそうだ。(しかし、その後はおつまみのイカとか完成したフライが観察されていた・・・(笑)。)
なぜかタイイング教室と化した飲み会